外壁塗装の色選びのポイントやコツ、2色塗分けテクニックなどを紹介しています。
せっかくの外壁がタイル調のサイディングでも1色で塗ったら味気ない。タイル調の目地とタイル部分の色を2色に塗り分けるとグッと雰囲気が出ますよ。コストは上塗り2回分の割増なので、それほどビックリする値段じゃない。
長く住み続けるにも、将来売却するにしても2色塗分けしたのと1色ベタ塗りでは全然違いますから、ぜひチャレンジしてみてください。
実際の施工は、
下地調整、下塗り、中塗り、上塗りを一巡します。この時の中塗りと上塗りは目地色で行います。この1回目の塗装は毛足の長い刷毛やローラーで凹んだ部分までしっかり色を付け。
続いて2回目。下塗りは不要で中塗り、上塗りを仕上げたいタイル色で塗ります。この2回目は毛の短いローラーで凸部のみに色が付くように優しく丁寧に塗っていきます。こうすることで、凹部は1回目の目地色に、凸部は2回目のタイル色に仕上がるのですね。
最後に細かい塗り残しを刷毛で補修して完成。
コツは目地色とタイル色の色差をつけること。明るいタイル色には濃い目の目地を。逆に濃い目のタイル色にはやや明るめの目地色を選ぶと良いでしょう。色の色調は変えずに明るさを変えた2色で塗り分けると失敗が少ないですよ。
注意するのは明るすぎる色を選ばないこと。色は小さいサンプルで見たときより、実際に広い面積を塗ったときのほうが随分と明るく感じます。明る過ぎる色は汚れも目立ちやすいので私はおすすめしていません。
はせさん
普段は新築物件の設計をしている一級建築士ですが、職業柄 知人からリフォームの相談をよく受けます。みんな誰に相談して良いか困っているんですね。